『次世代技術でこんなに得をする?“うめきた外庭SQUARE”で近未来を体験!』

『次世代技術でこんなに得をする?“うめきた外庭SQUARE”で近未来を体験!』

10月の三連休『うめきた外庭SQUARE』は大勢の人で賑わいました。「<みどり×スポーツ>OSOTOでSPORTS~秋の公園アップデート~」と題して行われた、パナソニックが手がける最新技術・サービスの実証実験です。特にガンバ大阪v.s.横浜Fマリノスの試合を元日本代表の加地亮さんと橋本英郎さんと一緒にパブリックビューイングするイベントには、試合開始の何時間も前から人が集まり始め、最後は1000人近くまで膨れ上がったのです。私も会場で観戦していましたが、見事にゴールが決まると、割れんばかりの大きな歓声が、大阪の中心街に林立するビルの谷間に響き渡っていました。

一見、普通のパブリックビューイングですが…実は!パナソニックの次世代の中継技術が活躍していたのです。その名も「KAIROS(ケイロス)クラウドサービス」です。

今回、試合中継部分だけは一般配信を利用していましたが、一般的にスポーツの試合や音楽のライブイベントをスタジアムから生中継するためには、これまではカメラや音声、映像の送信などを行うため、たくさんの機材をそろえなければなりませんでした。また、それぞれの機材ごとに、技術やノウハウを身に付けたオペレーターも必要で、会場の裏に広いバックヤードが不可欠。本格的な中継では、大容量の電波を送信する中継車が出動する場合もあります。つまり、大型イベントを生中継するには資金力がなければ無理だったのです

ところが「KAIROSクラウドサービス」を使ったら!!

スタジアムのバックヤードで作業するのは、たった1人か2人のオペレーターのみ。使用するのも市販のパソコンが数台だけで、狭い場所でもイベントの生中継や配信が出来るんです。

これまで大人数で操っていた機材やオペレーターの人たちは、一体、何処に?

「KAIROS」はクラウドサービスです。現場で撮影した大容量の映像データをクラウドに上げ、離れたオフィスからリアルタイムで編集や制作、配信を行うことができるのです。大量の機材や人の移動に費やされていた莫大な時間やコスト。「KAIROS クラウドサービス」を使うことで、パナソニックでは撮影・制作・配信などの業務時間を約30%削減できるとしています。また利用料金も初期費用は3万円で、月額20万円から使えるそうです。場所が遠くて移動時間がかかる、現場にスペースがない、技術を身につけたスタッフが足りない、高価な機材がそろえられない。そんな理由であきらめていたイベントの生中継が簡単に実現できるようになるのです。

そんなパブリックビューイングで盛り上がったあと、ちょっとお腹が空いてきました。ふと見ると、パブリックビューイング会場のすぐそばにはBBQコーナーがあります。

そこでは、当日の朝、京都の畑で収穫された野菜や、神戸の漁港で水揚げされたばかりの魚介類が新鮮なまま焼かれ、とても香ばしい香りが漂っていました。実は、このBBQにもパナソニックの最新技術が貢献していました。その名も『受け取り用 冷凍・冷蔵ロッカー』。もう読んで字の如し。宅配ロッカーの冷蔵、冷凍バージョンです。

本来はBBQの時間に合わせて届けてもらわなければならない野菜や魚介類。そして受け取りには誰かが立ち会わなくてはなりません。でも、この『受け取り用 冷凍・冷蔵ロッカー』があれば心配はいらないのです。

この日も、朝早く、誰もいない『うめきた外庭SQUARE』のロッカーに採れたての野菜と、港から新鮮な魚介類が届いていました。

イベント会場だけではありません。マンションにこのロッカーがあれば、クール宅急便で送られて来たものを、仕事や旅行で不在にしていても受け取ることが出来ます。昼間は働いているので家に誰も居ない。そんな理由でクール宅配便を受け取ることが出来ず、せっかく新鮮な状態で届いたものを何日も経ってから受け取る、そんな残念な経験を誰もがしているのではないでしょうか?

でも『受け取り用 冷凍・冷蔵ロッカー』があれば、そんな不便を解消出来ます。

実は私たちの生活には、まだまだちょっとした不便や残念なことが沢山あります。それが技術の進歩で少しずつ解消されて行くのです。

週末の『うめきた外庭SQUARE』で、そんな不便がスッキリ解消された、ちょっと未来の世界を体験できました。