『技術の進化は人の心まで変える!?夢を叶え、願いを世界に届けられる近未来とは?』

『技術の進化は人の心まで変える!?夢を叶え、願いを世界に届けられる近未来とは?』

前回は、アバターによるコミュニケーションを活用して、人件費や移動コストの削減を目指した実証実験をご紹介しました。

今回ご紹介するのは、最先端テクノロジーアートとパナソニックの最新技術のコラボレーションです。アートテクノロジーを駆使して『うめきた外庭SQUARE』で京都の風情を再現。旅行気分を盛り上げ、京都への観光客を増やす取り組みです。

その中心になるのは、今話題のNAKEDの参加型アートオブジェ。村松亮太郎 / NAKED名義のアートプロジェクト『DANDELION PROJECT』です。これまで日本国内をはじめ、パリやサンフランシスコなど世界各地で展開されています。ここでのポイントは「参加型」という事です。人は、アートを観て鑑賞するだけより、自ら参加して体験すると、その記憶が鮮烈に残るのです。

夕方、辺りが暗くなると、平和の祈りをアート化したタンポポのアートオブジェ「DANDELION」が輝きを放ち始めます。

世界へ『平和の祈り』を届けるアートプロジェクトに参加するには、まず『うめきた外庭SQUARE』にあるオブジェのQRコードをスマホで読み取ります。送られて来たデータに自分の名前を登録すると…なんと!世界で一つ、自分だけのデザインのたんぽぽの綿毛が誕生。QRコードのついた、その綿毛は平和への祈りの象徴です。そして自分のQRコードを「DANDELION」に読み取らせると!平和への祈りが綿毛となって、光のオブジェに自分の名前とともに投影され、大きなたんぽぽ「DANDELION」になるのです。デジタルの花をリアルタイムに届け合うネットワーク型のアートプロジェクトで、『うめきた外庭SQUARE』から平和の祈りを世界へ届けました。

そして、その「DANDELION」を囲むように、パナソニックの高度な技術で繊細な色が表現された照明とミストが、『うめきた外庭SQUARE』の中に、京都の川床を演出していたのです。実際に体験すると川床より更に幻想的な景色が広がるのを感じられました。

また朱色の和傘の下、真っ赤な緋もうせんが敷かれたスポットでは、京都で人気のグルメをキッチンカーで楽しむことも出来ます。ふと目を移すと、そこには旅行会社のブースがあり、すぐに京都の秋を楽しむツアーに申し込めます。

次世代アートを体験して感動をおぼえ、光とミストで演出された京都に酔いしれる人たち。まさに『気分が京都』になった瞬間を逃さず、京都の旅へといざなうことが出来るのです。

最先端のテクノロジーアートは鑑賞するだけに留まらず、世界へ平和の祈りを届けるメッセージとして羽ばたいて行きます。デジタルによって誰もが簡単に平和の祈りプロジェクトに参加できるのです。

また大阪の『うめきた外庭SQUARE』に居ながら、京都を味わい、旅の計画を立てることが出来ます。

近未来の最新技術は、“出来ないを出来る”に変えるだけではなく、人々の想いを届け、夢を現実にする力も持っているのです。