外庭レポート 公衆トイレをラグジュアリーに 2022年12月6日2022年12月6日 midorism まちづくり、公共空間利活用、防災 公衆トイレをラグジュアリーに 皆さんは「公衆トイレ」と聞いてどんな印象をお持ちでしょうか?汚い、臭い、暗いなどのイメージからちょっと入りづらいと思ったことはないですか?そんなイメージを払拭した画期的な公衆トイレが外庭に常設されているのです。清潔で明るいだけじゃない、快適にご利用いただける”ラグジュアリー”なトイレです。今回は公園などに設置されている一般的な公衆トイレと異なるポイントをご紹介します!はじめに特筆すべきは、屋外のトイレとは思えない高級感あるデザインです。シックな木質系で仕上げた上質な屋外仕様の外装材で空間を引き立てます。 内装もホテルやデパートのトイレをほうふつとさせる上質なしつらえに。個室ブースには温水洗浄便座の上位機種を設置。女子トイレには手洗い場所とは別にパウダーコーナーも設けています。エアコンや暖房便座も備えているので、「冬だから寒い」なんてことはありません。 外庭には親子連れも大勢訪れます。赤ちゃんをだっこしていても利用しやすいように、個室ブースにはベビーシートとベビーチェアを設置しています。 トイレ×アートというユニークなコラボレーションを実施したことも。トイレの外壁をキャンバスにしてアートを展示しました。 実は、このラグジュアリートイレは車輪が付いたトレーラーボックスなのです。どこでも簡単に設置、移動ができるので、屋外イベントや災害時にも活躍します。総合レンタル業大手の西尾レントオールからお借りしています。 「こんなキレイとは思わなかった」。このラグジュアリートイレを初めて利用された方は、皆さん一様に驚きの表情を浮かべます。公衆トイレは地域住民にとって不可欠な存在で、誰しもが利用する機会があります。そこに行けば魅力的なトイレがある。そう思うと、自然と外庭の屋外広場への愛着が深まり、足を運んでもらえるかもしれません。